天孫族と出雲族の最終戦争が関東平野の中央で争われたと言う仮説を基に、それらの痕跡を求めて利根川流域に目を広げると、色々在るのに驚いた。先に現在の群馬県吉井町にイスラエルを祖とする秦氏一族の羊太夫が活躍し、その足跡を残したと言う話をした。その吉井町から利根川を越えて北に10Kmの所、高崎市八幡町に奈良のそれに負けない巨大な前方後円墳・観音塚古墳がある。そこから利根川を約40Km下った行田市に、埼玉古墳群がある。そこには国宝に指定されている有名な「金錯銘鉄剣」が出土した稲荷山古墳他10基の古墳が集中している。
これらから推定されることはかなりの古代から利根川がもたらす豊かな土壌により、かなりの縄文人が生活し、独自の文化が起こっていたと言うことである。
それぞれを考察してみたい。
先ず観音塚古墳をみてみよう。資料では7世紀後半の前方後円墳で全長105Mと畿内の天皇家の古墳に決して負けていない。付近には他に2期の古墳が在る。石室は一つ60トンくらいの巨石で造られ、「群馬の石舞台」と呼ばれている。石室からは国指定の重文(装飾品、馬具、刀剣類など)が発見されている。巨石は古墳から14Km上流から運ばれたと見られている。それだけの力を持った豪族が居たことを示している。ここで気になるのは古墳のある町の名前が八幡町と言うことだ。秦氏の話の時に触れなかったが、久保有政著「日本の中のユダヤ文化」の中で氏は「ヤハタはヘブライ語で秦氏の神を意味する『ヤハ・ハタ』と考える』と述べている。と言うことは10Km南に在る「多胡の碑」(羊太夫の碑)の秦氏と深い繋がりが有るのではないのだろうか?
一方稲荷山古墳はどうだろう。この古墳も観音塚古墳とほぼ同規模である。この古墳から出土した「金錯銘鉄剣」には、剣の表面に金の糸を使い漢字が埋め込まれている。そこには115の漢字が読み取れる。漢字の大要は次の如く解釈されている。「西暦471年或いは531年頃大和朝廷から(第21代雄略天皇とする説が一般的)軍事上の功績により受領した」古事記の出来る250年も前に剣に漢字が金錯で埋め込まれていたと言う事実、超一級の国宝であることは間違いない。先日古墳を訪れ、そこの資料館で実物を見てきたが小泉首相ではないが、まったく色あせていない金錯の文字に「感動した」。しかし資料にはこの古墳の主は何も記されていない。ここで又いつもの斜めに見る習慣が出てくる。稲荷と言えば稲荷神社である。全国津々浦々まである人気No.1の神社だ。この稲荷神社の総本山が京都伏見の稲荷大社である。この神社を造った人は秦公伊呂具、秦氏である。稲荷・イナリとはどういう意味だろう。答えられる人がどれくらいいるだろうか。広辞苑には「稲主(いねなり)の転化」と記しているがこれでは理解しがたい。解釈が難しいのはそれがヘブライ語だからである。イナリをアルファベットを当ててみよう。「INARI」。Aを抜いて「INRI」とするとこれはイエス・キリストの事になる。先に秦氏は日本に渡来する前に中国の弓月に居て、原始キリスト教徒(景教徒)だったと言う話をした。これらからキリスト・INRIを和風にアレンジしてイナリと発音し、さらに漢字を当てたのが『稲荷』であると久保氏は言う。
これら二つの古墳に絡む秦氏と先の羊太夫の秦氏を考えると、天孫族が侵略した後の利根川流域は、天孫族・大和朝廷が派遣した秦氏一族により、関東中央部が治められていたのではないのだろうか。
古代、大河・利根川が交通、農業などに果たした役割が、非常に大きかったことが見えてくる。   

関東に謎の日本王国があった。

「旧唐書」(中国、945年)の記述によれば、「日本國は倭国の別種なり」とあり、歴史研究家・作家の渡辺豊和氏の解説では「邪馬台国の他に、日本王国は関東にあった」と主張している。「日の出るところから日本とした」ということからいえば、東の方角となる「関東」となるわけです。
「旧唐書」(くとうじょ・きゅうとうじょ)とは、五代後晋の宰相劉昫らが編纂した歴史書。正史の1つで、唐代を扱っている。200巻。宋代に新出史料も加えて「新唐書」が書かれると重要性が薄れたが、「新唐書」より詳しく、当時の史料としてはむしろすぐれている。(世界史事典より)
ということで、史料としては確かなものだ。

また、関東に「日本王国」があった根拠としては、

①古墳の数が多い。関東地区・古墳数38000基、大和王権古墳数29900基を上回り、関東地区の古墳は利根川流域に数多く分布している。
②また、埼玉県行田市の古墳は、千葉県の鋸山周辺で採れる石を使っている。こういったことからも関東平野に巨大な勢力が存在していたことになると言える、としている。
テレビ東京の番組では、実際に埼玉の古墳を発掘調査しているから、かなり力が入っているようです。

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